日刊工業新聞に掲載
5月28日の 日刊工業新聞に下記の内容で掲載していただきました。
京阪紙工(大阪府大東市、住谷正司社長、072・873・8393)は、自社ブランドの消費者向け段ボール製品を国内外で拡販する。6月から高強度の段ボールを使った脚用ストレッチボード「脚軽(あしが)〜ル=写真」を海外展開するほか、国内の製品ラインアップを増やす。現状は全社売上高の2%ほどが消費者向け事業だが、今後3―5年間で同10%の5000万円まで伸ばす。
脚軽〜ルは、乗ることでふくらはぎや足首を伸ばすことができる。同社が工作機械の梱包(こんぽう)用などで加工技術を持つ高強度の強化段ボールを採用し、耐荷重は2・5トンを実現する。軽量で簡易に組み立てられ、普段は本棚などに収納できる。
2019年9月から国内で販売してきたが、6月に東南アジア向けクラウドファンディングを活用し、同社として初めて海外進出する。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、国内外で在宅勤務の導入が進み、家庭用健康器具の需要が高まると判断した。
国内では、災害時に使える非常用トイレやアウトドア用組み立て式テーブル、オフィスでの感染症対策を想定した間仕切りといった自社製品を約5年前から手がけてきた。今秋にも新商品を発売する予定。軽量で高強度な段ボールの特長やデザイン性を訴求し、今後も製品群を拡充する。