強い!
強化ダンボールは人が乗ってもつぶれないくらい強い素材です。
重いものや大きなもの、今までは木箱や金属の箱に入れていたような製品でも強化ダンボールで梱包することができます。
一般的なダンボールは右図のように
表面のダンボールの表面裏面の間のフルートと呼ばれる波打った部分が一層で作られています。
ある程度の重さのものならもちろん一般ダンボールでも梱包に十分です。
強化ダンボールは、フルートが2層、3層で作られており、
使用されている原料の紙も厚く、硬く、非常に強度があるものを指します。
2層強化ダンボールは「ダブルウォール」
3層強化ダンボールは「トリプルウォール」と呼ばれ
梱包物に応じて、強度を使い分けします。
強化ダンボールは一般ダンボールとくらべ、非常に強度が高く、
ダブルウォールで一般ダンボールの450%、トリプルウォールでは一般ダンボールの700%を誇ります。
さらに強化ダンボールを組み合わせて作成したダンボールパレットは更に強度が強く、しかも木材の1/3程度の重量と非常に軽いので実際の輸出入の現場で使用されています。
強化ダンボールは、非常に強い耐荷重、強度を誇るので、子供のおもちゃや家具などにも使用されています。
不要になった時に石油資源や木材で作られたものと違い、紙が原料の強化ダンボールのおもちゃや家具は、リサイクル原料として処分することができます。
地球にやさしく、軽くて移動もラクラク!そんな強化ダンボール家具は今家庭をはじめ、店舗のディスプレイなどにも広まってきています。
また、強化ダンボールは災害時の避難所生活でのベッドや仕切りとして簡易のパーソナルスペースを作る事にも使われています。
強化ダンボールの家具やおもちゃは木製のものと違い、工具やねじなどが必要なく誰でも簡単に組み立てることができるので、お子様や女性の方にも簡単にお取り扱いいただけることも魅力です。
強化ダンボールは木材に比べて1/3の重さですので、木箱の梱包より非常に軽量で低コストです。
今までは金属や木製の箱などで梱包していた製品でも強化ダンボールなら同様の強度を保つことができ、非常に軽く低コストに抑えることができます。
梱包の際の緩衝材も強化ダンボールで製作することができ、製品を安定させて守りながら輸送することができるのです。
同様にパレットも木材のパレットより非常に軽く、また燻蒸処理が不要ですので、処理費用のコストを削減することができます。
軽量ですので、航空便での輸送の際の輸送費の削減を実現することができます。また、軽量化により燃料代の削減にもつながり地球にも優しいのです。
強化ダンボールはアメリカで1940年代にトリプルウォールが開発されたことから誕生ました。
沢山の製品を製造し、輸出入を行うアメリカでは輸送コスト削減のために箱のダンボールが開発されましたが、トリプルウォールの誕生によって重い製品でもダンボールでの出荷が可能になりました。
日本では1960年ごろから強化ダンボールが取り扱われるようになり、新しい組み立て方式や美粧箱とともに普及していきました。
技術の進歩とともに箱としてだけではなく、生活の一部として強化ダンボールならではの強度を活かした様々な強化ダンボール製品が開発されるようになっています。
強化ダンボールは人が乗ってもつぶれないくらい強い素材です。
重いものや大きなもの、今までは木箱や金属の箱に入れていたような製品でも強化ダンボールで梱包することができます。
強化ダンボールはもちろん紙が原料で作られていますので軽い素材です。
今までは男性にしかできなかった梱包作業も女性の方でも行うことができるようになります。
強化ダンボールは、木材にくらべてとても経済的です。
木材に必要な燻蒸処理が不要で、重量も軽いので輸送費や燃料代のコストダウンにつながりますので、経費削減もでき、地球にも優しいのです。
強化ダンボールは原料が紙ですので、廃棄せずに再利用することが可能です。
ダンボールはリサイクルされることでふたたびダンボールに生まれ変わり、わたしたちの輸送を支えてくれるのです。
強化ダンボールで作られた製品は、木材とは異なりねじや工具が必要ないので組立解体がとても簡単です。
さっと組み立てられて、さっと片づけられる、そしてかさばらないのです。